長野市の遊歩道ガイド 10 陣馬平遊歩道 

The foot path guide of Nagano City

02.04.07.芋井より撮影。
  左の山頂に鉄塔が立つのが富士の塔山、右が陣場平山です。

13. 陣馬平遊歩道

 川中島バス坪根行に乗り五十平で下車し、1.5㎞程歩くと市営平出採石場があります。
 ここから陣場平遊歩道が始まり「三十三間堂歩道880m」、「陣場平歩道1,720 m」、「よしきり歩道1,540m」と続き、全長4,140mが陣場平遊歩道です。


 今からおよそ300年前に出来たと言われる信濃の札所は江戸時代にかなりの隆盛をきわめ、人々はいく日もかかり寺々を巡り歩いたということです。
 この33の札所巡りは、水内郡橋詰村(現在の長野市七二会平出区)の住人利右衛門、助三郎親子が文久3年(1863 年)に霊験あらたかな観世音菩薩の功徳と安らぎを求めて巡り歩いたのを機に、この地に三十三番観世音を寄進したものです。

 現在三十三間堂歩道には20番の観世音があり他に、4番の観世音が残っています。その他は現存していません。
 信濃33番札所をふりかえり、細い小道の端に頭を出している石仏をみつけながら歩くのが、三十三間堂歩道です。

 ここから400m程歩くと陣場平歩道に至り、尾根道を行くと、春はつつじの群生地にワラビ・ゼンマィ等の山菜があります。
 夏はキャンプ(青少年山の家や運動場があります。)、秋はキノコ狩りが楽しめ、戸隠飯綱高原の眺望がすぱらしいものです。

 青少年山の家から300m程で葮零(よしきり)神杜に出ます。
 この神社は、俗称「飯綱さま」と呼ぱれています。

 ここを過ぎると手すりのついた急坂にさしかかります。
 ここは犬もどりといわれ、犬でもうまく登れずさがってしまうことからこう呼ぱれています。

この急坂をおりると白樺に囲まれた四阿があります。ここが朝日城跡であり、この一帯を「白樺つつじ広場」といいます。
 春はつつじの園となり、飯綱・戸隠連峰の眺望が一段と美しくなります。

 ここから300m程で遊歩道の終点です。
 帰りは陣場平林道を戻るコースか坪根林道を下るコースがあります。  

国指定重要文化財

彫刻 大3.8.25 木造聖観音菩薩立像 1躯 瀬脇観世音保存会 七二会瀬脇

市指定重要文化財

天然記念物 昭42.11.1 赤岩のトチ 坪根組 七二会坪根赤岩

陣馬平遊歩道 実走レポート

02.03.23. 陣場平遊歩道登山

 陣場平遊歩道は、長野市の北西部に位置する標高1257.5mの陣場平山の登山道です。
 市街地から眺められる山ではありませんので、あまりなじみがないと思われますが、R406戸隠村土合からR19長野市七二会に至る県道86号戸隠篠ノ井線の最高地点地蔵峠(標高840m)を中心とする遊歩道になります。
 長野市から車で行くにはR406を戸隠方面に向かい松島トンネル手前を左折(県道401長野小川線)し、地蔵平>湯山>国見>枇杷>松ノ木>川後>田中>矢平>麻庭>滝屋>坪根>五十平>平出>陣場平の順に標識が出てるので間違えず進めば、地蔵平~陣場平が30分くらい。

 実際に現地に行くと、ガイド本文にある平出採石場はどこだかわからないが、遊歩道の入口は
壊れかけだが標識があるので、すぐわかる。

今年の春はとてもあたたかく、長野の桜も例年より1週間早いだろうといわれる今日この頃。一昨日は春の嵐が吹き荒れ、いよいよ本格的に春本番かと思いきや・・・。

まだ残雪が残っており、防水性のある登山靴でないとしんどいようようsようす様子様子

昨年買い求めた完全防水登山靴PROTEX、大変働き者。履き替え用にGORE TEXのも用意したが、勿体無くて使ったことがない。安物は、大体アウトドアユースに役に立たない、すぐだめになる・・・といわれるが、性能が良くリーズナブルなら文句なし。
 しかし、三十三間堂歩道の終わりから県道86号線に入り地蔵峠に至る辺りには、くるぶしまで隠れるこのブーツでも丈が足りない深い雪が残っており、ジーンズの足元はびしょびしょになってしまい。
 13:27おまけに悪い事に、にわかに掻き曇り、大粒の粉雪に。あわてて下山。
 デジカメの電池もすぐに切れてしまっていたので、明日再レポートすることに。
 13:47登山口着。あの雪何だったの?という青空。とにかくぐしょぐしょなので、撤収。

 帰宅後熱い風呂に入る後、我が家周辺も吹雪に突入。明日の天気はいかに?

02.03.24. 陣場平再トライ

休みの朝は、目が早く覚める。おまけに二日酔いでもなければ腹も空く。
 暖かだった昨日に比べ、やっぱり雪の朝は寒く。とはいってもすでに雪は降り止んでいた。

我が家の庭より飯綱を望む。快晴なり

いつもなら、おにぎりでもこさえてでかけるのだが、炊飯器に飯は無く、悲しみと寒さに暮れた私は、吉野家の朝定食(焼魚定食)をわざわざ食べに行き。
 BSE=狂牛病問題ですっかり足が遠のいてる牛丼屋ですが、まず身体を温めたい朝飯には、欠かせないのが、味噌汁でしょう?、それを朝10:00前から日曜日でも食わせてくださる、それも鮭とのりと御新香とホカホカの美味い丼飯つきで400円!しあわせ。(最近一膳飯屋の○○食堂チェーンが流行ってますが、あそこは飯がまずい!)

 一気にホットになった後、R19安茂里>両郡橋>瀬脇>というルートから陣場平入りしました。 
 昨日のリベンジです。こちらも用意周到に登山口からはアタックせず。さらに車を進め、ショートカット。 
 三十三間堂歩道は途中1箇所、県道86号戸隠篠ノ井線を横切りますが、そこに駐車してスタート。10:50

中央が県道、歩道は左から右へ横切ってます。
三十三間堂歩道をゆくトレッカー達をやさしく見守るお地蔵様。雪をかぶってもいつも通り道中を見守り続け。
というよりも、単調になりがちな、そして疲れてくると、もうここでやめようか、これで引き返そうかとついつい挫折して帰りたくなるトレッカーをポイント毎に励ましてくれます。
励まし地蔵に励まされながら進めば、道を地すべりで塞がれたような、こんな箇所も、負けずに進めると言うもの。
そのまま進むと右に見えてくるのが地蔵岩。11:01
 でかい。でかすぎて、きのうも今日も下りのときは気がつかなかったくらい。
道を見失いそうになったら赤い杭の頭を探しましょう。
 雪の中なら埋もれてない限り良く目立ちます。
 遊歩道、登山道では、目印によくナイロンテープが使われてるのが見うけられますが、感心しません。
 道に迷いそうになった時には、天の助け!と思うかもしれませんが、決して腐ることのない人工物、それもカラフルで自然になじまぬ(だから役立つのですが・・)ナイロンテープをむやみに立木にくくりつけるのは止めましょう。
 その点、ここの遊歩道は、ナイロンテープがなくちょっと道がわからなかったりするいい道です。
しかし、良く探すと、三十三間堂歩道も終わり、県道と合流する標識がみつかります。
県道も10~20cmは雪靴のめり込む深い雪です。きのうよりさらに積もり、新雪が美しい、いい気持ち。
昨日のリベンジなので、雪靴は重装備し、今シーズン前にアウトレットで仕入れ、冬場は大活躍してくれたコロンビアの完全防水ロングブーツでやって来ましたから、これッ位の雪はへっちゃらなのです。
 雪深いわりには、背中が熱くなる、日当たりのいい道も続きます。
 もう少しで、峠に出るのですが、少しの間、林の間に青空が、切れていて、ちょっと別世界にたどり着いた感あり。
地蔵峠にたどり着いた時の”うわーーーーー!ついたやん!”・・という感激はトテモ伝わりそうにないどんよりした写真ですが、又、何度も行くことのなりそうです。それも、飽きるまで。
 いいとこです。冬の誰も訪れないこんな季節より、夏の”バイクで林間コースはサイコ―”シーズンは、又、格別でしょう。
 けど、冬期通行止めのこの地に、てくてくとひとり歩いてくることが、この気持ちいい自由な心をもたらしてくれてるのかもしれません。
 
 地蔵峠は、地図でご覧の通りの三叉路ですが、写真の雪の部分が、広い見晴台として整備されています。
しかし、この時期、歩き回るのは、程ほどに。
 こんなことになってしまうま。
 膝まで行ってしまったですよ。
ここから先は、陣場平林道を果てしなく?歩きましたです。
行きには、雪に覆われてて真っ白だった、案内板、帰りに撮りました。見てください。今いるとこは、かすれてますが、一番左の”現在地”です。これから、右に、陣場平線を進みます。
 地蔵峠広場出発11:24。

 三叉路、どっちへ向かっても雪深い、スノーシューにぴったりのフィールドなんですが、いかんせん、持参せず。悔やむで。

 林道陣場平線を進みます。

間もなく、”山の家”は左へという標識(写真)が出ますが、天邪鬼の私は、当然左へいくと林道だろう?山歩きはこっちだ!とばかり、右の坂道を登っていきます。
気分はサイコ―!天気もいいし、林間コースは、リゾート気分を高めます。バシバシ写真も撮り。
 とにかく、足跡のついてない、バージンロード?っていうのかなー?・・をさくさくと新雪に足跡つけて進んでいくのって、チョ―気持ちいいのれす。
 俺の前に道はナイ、俺の後に道はデキル・・・ってかんじ。
しかし、行きドマルのでした。
 NBS,NHK,と中継所を横に見ながら遊歩道は続くはずなのに。
 冬期で、誰も通行してないせいか、NHK裏のテニスコートで道は途絶えており、結局引き返し、林道を進みました。
知ってます?木の周りだけ、雪って、積もってない。・・?
 それとも、溶けたの?
 全部が全部そうなのよ。
 軒先と同じで、雨宿りゾーンなのかしらん。
 リスとか小動物には、暖かそうなゾーン。
 不思議に感じて、何度も、その写真をとった
うちの1枚です。
林道を進むと、ちゃんと、ご褒美あり。パーキングからの素晴らしい眺めをご覧あれ。写真だとちょっと曇天ですね。
 それでも、雲に隠れず飯綱が見えるだけで、お天気なのです。
 夏場は、この道は、林道ですから、ここまで、車で来て、ここから、遊歩道をトレッキングという、お気軽な山歩きも楽しいでしょう。
 12:08、パーキング出発。
 すてきな眺めにこころすっきり!
そうして、進んでくと、また、分かれ道。
雪をかいてみると、よしきり神社は右へ、遊歩道入口はまだ先よ、というサインらしく。もち、そのまま(左林道を)進みましたです。
もう、随分歩きつづけたけど、ずっと、林道歩いてるよ。遊歩道の入口なんかないじゃんか、って、谷が開けたあたりで、峠の方を振り返ると山の上にNHKの中継所が、点になって見えるし・・・こんなに歩いちまったんかい?帰りが思いやられる。12:22なり。
どっかで、遊歩道に入るの、まちがえたなあ、このままずっと林道進むのかなあ・・と少し、疲れながら、進んでくと、落石注意の標識?
標識の足元を見て見るとあらま、ちょっと雪の解けた穴に覗いてるのは、埋もれたガードレールなり。
このあと歩いた道は、ずっとこんなで。この冬の大雪は、何度もの雪崩れを起し、ガードレールを壊しそうなボリュームで。
 この上を歩くのは、ガードレールを越えて深い谷底に落ちる危険性大にて。
 しばらく、進んだが、Uターンすることにした。12:35.
戻り道で、カワイイ写真撮れたので、おまけ。何にみえます?
 雪の海原に顔を覗かせる潜望鏡。
しつこく、もうワンカット。
 こっちは、ロボットキャラ。
これは?
 グリコのポッキー、冬の限定バージョン、ビターチョコタイプ、とか、おいしそうにない?
 コレ、あんまりかわいいので撮ったんですが、名も知らぬ実で気になってました。
 最近、図書館で「山渓カラー名鑑・日本の樹木」という山歩き趣味人にはうってつけの素晴らしい図鑑を見つけたので、調べて見ると、すぐにわかりました。
 やっぱり、この実は特徴的です。
 ヒメヤシャブシ〈姫夜叉五倍子〉というカバノキ科落葉樹の果穂でした。
 この辺り、やたらとこの樹が多かったんですが、その理由もわかりました。
 山地の崩壊地などによく生える樹で、砂防樹としてよく利用されているようです。
 納得。

 13:06、林道の見晴らしの良いパーキングまで戻り。
 13:27、峠の広場。
 13:45、登山口に戻りました。